建築界の巨匠、アアルトの映画を見てきました。
この映画を見にいくきっかけになったのは、10年前、フィンランド・デンマークへ住宅視察に訪れた際、アアルトの自邸・アトリエを見学させてもらい、強く印象に残っていたことがその理由のひとつでした。
訪れた当時は、建築物から感じられる圧倒的な雰囲気、また素材使いなど視点がこれからの家づくりにどう活かしていくかという一点に集中していた気がします。そのため、大小問わず様々な建築物、家具や照明に至るまでどのような背景をもとに生み出されていったのかを知りたかったということがこの映画を見てみたいと思った動機なのかもしれません。
映画の作品自体は、1920年-70年頃までアルバ・アアルトが活躍していた時代背景やご家族との関わり、とりわけ妻であり、仕事上のパートナーでもあったアイノ・アアルトの果たした役割の大きさを知ることができ、興味深かったです。
映画は12/28までシネマクレールで上映しているようなので、関心のある方は観に行ってみてください。